2011年9月17日土曜日

ダムソン・ジャム

ダムソン(Damson)というのは小さいスモモ科の実です。店でもこの季節売っているし、庭に木を植えて収穫している人もいますが、うちは生垣に勝手に生えています。10年位前に引越ししてきて5年くらいは気づかなかったのですが、ここ数年この季節に実を落とし、何とかジャムが数瓶できるくらいは実ってくれます。これはこのまま食べると酸っぱいので、大体ジャムにすることが多いみたいです。種があるのでデザートにするのも面倒なんですよね。





それでダムソンジャムを作ってみましたが、このレシピは基本的なジャムの作り方で、どんな果物でも同じです。ただイチゴやラズベリー、洋ナシなどの酸味の少ない果物はペクチンが少なく固まりにくいので、レモン汁を一個分入れるといいでしょう。イギリスではジャム用のペクチンの入った砂糖と言うものが売っています。これが手に入れば使うと簡単ですが、別に普通の砂糖で十分作れます。

私が今まで作ったジャムは、ブラックベリー、ブラックベリーとりんご、イチゴ、ラズベリーとイチゴ、りんごとジンジャー、洋ナシとレモン ですが、どれも基本的には同じレシピです。

材料
ダムソン(など、果物ならなんでも)冷凍でもできます
砂糖
(必要ならレモン、上記参照)


まずジャムなどの空き瓶を用意します。これをきれいに洗い、消毒します。一番簡単な消毒法はオーブンに入れること。蓋を取りオーブンにいれ140度に設定。温度に達したら切り、瓶をそのまま使う直前までオーブンに入れておきます。蓋もオーブンに入れられますが、内側にゴムやプラスチックのようなものが付いているので、オーブンの一番下の棚に入れます。プラスチックの蓋なら熱湯にをかけます。オーブンがない場合も熱湯につけましょう。

小さいお皿を2枚ほど冷凍庫に入れます。

果物を洗います。これを家にある一番大きいなべに入れます。量ですが、あまり少ないと作りにくいので、1キロくらいの果物を目安にしましょう。りんごやなしなど皮があるものやへたのある物はもちろん取り、適当に切ります。これを蓋なしで弱火から中火で焦げないように火を通します。すぐに水分が出てきますので、水は入れないように。

全体がジャムっぽい感じに溶けてきたら砂糖を加えます。砂糖の分量は鍋に入れた果物と同量。かなり甘いですが、ここで砂糖を減らすと保存がきかなくなるので、きっちりと同量入れてください。

ダムソンの場合は種があるんです。私はそのまま種ありのジャムを作りますが、種を取りたい人は砂糖を入れる直前にザルやこしきにかけて取り除きます。 ここで面倒ですが重さを量り、その同量の砂糖を入れます。砂糖を入れてからザルに入れると、砂糖が無駄になりますからね。ブラックベリーも小さな種があるので私は半分くらいザルで濾します。ブルーベリーなんかはどうなのかなあ。

砂糖を入れたあと中火で沸騰させ、その間焦げ付かないように気をつけて混ぜます。

表面にあわあわが出てきます。これをすくい始めるとキリが無いので、私は無視します。でもどうしても気になる人は 、出来上がり近くにバターを一片落とすとあわが多少消えます。

固まってきたか確かめます。冷凍庫からお皿を出して、ジャムをほんのちょっと載せます。冷めた頃、指で表面を触って見ます。表面にしわが寄れば出来上がり。しわができなければまた5分ほど沸騰させます。これを固まるまで繰り返しますが、2-3回で十分のはず。私は大体1回でOK.

 ジャムは煮詰めすぎると固くなってあまりおいしくないので、水っぽいくらいで完成。もしもうまくかたまらなくても、家で食べる分には問題ないですよ。これを消毒した瓶に手早く詰めます。一番上のふちから1ミリくらいのところまでいっぱいにし、すぐ蓋をします。冷めたらラベルを貼って出来上がり。

これを全部読むと面倒な作業に見えますが、実際やってみると意外と簡単に早くできますよ。慣れてくるとイチゴなど種や皮がない果物なら20-30分でできます。

スロー・ウォッカと言うスモモ科の実を使って作るリキュールの作り方も、日記風ブログのほうに載せました。(これは絶対材料が日本では手に入らないので、このブログに載せるのは遠慮しました。)ご興味おありの方は是非ご覧ください。写真がたくさん載ってます。
スロー・ウォッカ

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