2011年10月7日金曜日

失敗したジャムやジェリーの作り直し方

今年はりんごが豊作なので、りんごを使ったジェリーに挑戦しています。また改めてレシピは載せますが、先日アップル・ローズマリー・セージ・ジェリーを作ったのですが、失敗しちゃいました。固まっているかテストしたときは大丈夫だと思ったのですが、瓶に入れてしばらくしてまだ液体状であることが判明したのです。

それでいろいろネットを調べて次の方法で作り直しました。

1.まず全部瓶から出して大鍋に入れます。瓶と蓋は再び洗って 消毒。面倒ですが仕方ありません。

2.ここにクエン酸を小さじ4分の1入れます。(私はたまたまクエン酸があったので入れましたが、なければレモン汁1個分)

3.ぐらぐらという感じで10分沸騰させます。ここで冷凍室に入れていたお皿に一匙載せて固まったかチェックします。(私の場合はぜんぜん固まってなかったので10分沸騰させましたが、ドロリという感じなら5分ごとにチェックでいいでしょう。)

4.これでしっかり固まりました。再び消毒した瓶に入れて蓋をして完成。

どうなることかと思いましたが、仕上がりはとってもきれいにできました。


反省を踏まえて、ジャムやジェリー作りの注意をいくつかまとめておきます。

1.ジャムとジェリーの違いは、ジャムは果物全部を使います。ジェリーは果物を水で煮て、それをふきんなどで濾したものを使います。伝統的なここに載せたような透明なジェリーを作るには、一晩自然に果汁が落ちるのを待ちます。少しでも繊維が入ると透明でなくなるんですね。透明でなくてもいい人は、濾し器やザルで裏ごしします。もちろんこの方が量はたくさんできます。

2.砂糖の量はきちんと入れないと保存が利きません。ジャムの場合は材料と同じ重さ。ジェリーの場合は1パイント(568ml) につき1ポンド(454グラム)、つまり500mlにつき400グラム。

3.できるだけ大きいお鍋で作ること。最低でも砂糖を加えた時点で鍋の半分以下のであること。そうでないと沸騰させるときにふきこぼれちゃいます。

4.砂糖が溶けたら強火で10分ぐらぐらと煮ます。ここで固まったかどうかをチェックします。チェックの仕方はアップルミントジェリーのページに載っています。

ジャムやジェリーが固まるのは果物の中のペクチンのおかげです。果物によってペクチンが多いものと少ないものがあるので、時々うまく固まらなかったりするらしい。アメリカのレシピを見ると、市販のペクチンを足すものが多いんですが、イギリスのレシピでは使わないものが多い。アメリカ人は合理的、イギリス人は純粋主義なのでしょうか。

一般的に言ってイチゴはペクチンが少なく、りんごやスモモは多いそうです。 熟した果物ほど少なくなるそう。なのでイチゴジャムを作るときは、手に入れば市販ペクチンを入れたほうが簡単でしょう。手に入らなければ、レモン汁を入れて、熟したものよりは固いものを選んで作るといいようです。

ジェリー作り、やってみるといろいろコンビネーションができて、しかもとってもきれいで、なかなか面白い。 いくつか作ってみたので、また順にレシピを載せていきますので、お待ちください。

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