2011年10月8日土曜日

ヨークシャープディングとカスタードのデザート

これはオーブンに入れる前。出来上がったら食べることに頭が行って写真を撮るのを忘れるような気がしていたら、そのとおりになりました。完成写真はなしです、あしからず。

今日ご紹介するデザートはイギリスでは市販の冷凍食品を使って簡単にできるんだけど、日本で作るとなると面倒だろうなあという料理です。最初に謝っておきます、ごめんなさい。

ヨークシャープディングって聞いたことあるでしょうか。これはイギリスでローストビーフについてくる付けあわせです。どういうものかというと、ちょうどシュークリームの皮だけのような感じ。小麦粉と卵と水とオイルで作ります。これにグレービーと言う肉汁で作ったソースをかけて食べます。これがおいしいんです。

ヨークシャープディングの歴史を簡単に説明します。ヨークシャーというのはイギリスの北部の州。工業地帯で昔は炭鉱で栄えていました。ヨークシャーの炭鉱夫 というのは昔は労働者階級の典型的な職業です。その頃(19世紀後半から20世紀前半くらいまで?)その人たちの家庭では肉体労働のお父さんが食べるために肉をオーブンでローストし、オーブンのその肉の下の棚にヨークシャープディングを置いて、落ちてきた肉汁を吸い取ったものを家族が食べていたとの事です。

それがおいしいので、今ではローストビーフの典型的な付け合せになりました。作り方は難しくはないのですが、オーブンを油が煙るくらい高温にしなければならず、普通の家庭ではなかなか満足ににはできません。それで最近はオーブンで2分温めるだけという冷凍のものがよく売られていてます。

前置きが長くなりましたが、今日はその冷凍ヨークシャープディングを使った料理です。材料のもうひとつは 缶詰のカスタード。これもイギリスでは普通に安価で売っていますが、日本では入手は難しそうですね。これも自家製ですごくおいしいのができますが、このデザートのために作るにはちょっと手がかかりすぎるかも。

御興味おありの人たちのために、別の日にヨークシャープディングとカスタードのレシピも載せておきます。

でも、とりあえずここでは市販のものを使ったレシピです。

材料
冷凍ヨークシャープディング(解凍しておきます)
大き目のりんご1つ
レーズン30グラム
450グラム入りの缶入りカスタード
 卵3つ
 ミルク300ml
 砂糖50グラム
ナツメグ小さじ半分

りんごは皮をむいて小さく切ります。オーブンを170度に設定。ヨークシャープディングをオーブン用のディッシュに並べ、りんごとレーズンを散らします。

カスタード、卵、ミルク、砂糖、ナツメグをボウルで混ぜます。これをヨークシャープディングの上にかけ30分ほど置いておきます。

オーブンで45分焼きます。全体が固まって茶色になりかけたら出来上がりです。

前置きが長い割にはすごく簡単そうでしょ。日本でもヨークシャープディングの変わりに、ロールパンとかで代用できるかなあ。それからこのカスタードを省略して、代わりにミルクと卵を多く入れても似たような感じのものができると思います。でもそうなるとブレッド・アンド・バター・プディングと言う別のデザートに近いかな。これがまたとっても簡単でおいしいんです。

・・・・そういうわけでそちらのほうもまた別の日にレシピを載せておきます。

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