イギリスのカントリーキッチンからその日に作った食べ物で面白そうなもの、おいしそうなものをレシピと一緒に紹介していきます。日本では材料がそろわないものやどうしてもオーブンが必要なものもありますが、自己流にアレンジして試してみてください。
2012年1月20日金曜日
残り物のコテージパイ
残り物ってどうしていますか?私は大体翌日のランチに食べるので、そんなに困ることはないんですが、先週どういうわけかちょこちょこ残り物が出ました。それでマッシュポテトを上にのせるコテージパイを作ってみました。
普通コテージパイというと、中身は牛ひき肉を使ったミートソースのような物です。羊を使うと、シェパーズパイと名前が変わります。ご紹介するのは残り物パイ。あんまりおいしそうに聞こえないかな。
まず私の今回の残り物は以下の通り。茹でパスタ、ツナピラフ、ローストポテト、七面鳥のハム。
その他の材料です。(4-6人分)
ジャガイモ 大4つくらい
バター大匙1
牛乳30cc
たまねぎ
にんにく
ニンジン
セロリ、その他残り物の野菜
トマト缶 450gを2つ
ひき肉300-500グラム程度
パセリなどのハーブ
チーズ100gほど
たまねぎとにんにくをみじん切りにし、ひき肉と一緒に油を敷いたフライパンで火を通し、小さくきざんだ野菜を入れて炒めます。
火がさっと通ったらトマト缶をいれつぶしながら混ぜ、用意した残り物も入れます。トマトの水気が多いですから、グツグツをしばらく火を通して、塩コショウとハーブを混ぜます。
その間にマッシュポテトを作ります。皮をむいて塩水でゆでたジャガイモを水切りし、バターをミルクを入れ、マッシャーでつぶします。このときに、ざっくりとつぶしていてはだめ。時間をかけて根気よく何度もマッシュします。そして時々マッシャーをぐるぐると回転させて混ぜ、またつぶします。滑らかなクリーム状に仕上げるのを目指してください。ぐるぐる回して空気をいっぱい入れてマッシュすると、オーブンでふんわりとなります。
私は残り物のローストポテトも混ぜてマッシュするつもりだったんだけど、忘れてしまったので、写真のように上にのせました。
チーズを刻みます。
オーブン用のディッシュに最初に作ったミートトマトソースを入れ、その上にマッシュポテトをのせてフォークなどで均一に伸ばします。その上にチーズをかけ、オーブンへ。
中の物は全部火が通ってるので、15分くらいでチーズが溶けて焦げてきたら出来上がり。
お肉なしで、豆やレンティルを使ってベジタリアンにすることもできます。そうするとまさに節約メニューになり、クリスマスお正月で散財をした家計には大助かりです。(我が家はベジタリアンにしました。)
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2012年1月12日木曜日
お鍋を焦がしてしまったときの対処法
普通の人ってあんまりお鍋を焦がさないのかなあ。わたしはよくやります。人よりそそっかしいのか、それとも子供がいるのでそっちに注意を取られやすいのか。それともガスではなく電気の渦巻き型のコンロなので、焦げやすいのかもしれません。
今日もピラフのような料理をしているときに、目を離した隙に鍋が沸騰したのに気づかず、焦げちゃいました。こういった場合の対処法を書いてみます。
一番大切なのは混ぜないこと。混ぜないから焦げ付くわけなので、本能としては混ぜたくなるんですが、こげた匂いがする頃にはもう遅し。混ぜるとますます手がつけられなくなります。まず火を止めコンロからおろし、濡れたふきんなどの上にのせます。底を冷やしてこれ以上こげるのを防止するためです。
そして別のお鍋に中身をそっと移しかえます。底の焦げ付いた部分が入らないように気をつけて。これで料理のほうはまず大丈夫。家族の夕飯くらいだったら、一人くらい気づく人がいるかもしれませんが、まず問題なく食べれると思います。
お鍋のほうですが、そのまま冷まして、温度が下がったら水を入れてしばらく放置しておきます。一晩置いておくのがいいでしょう。そして翌日プラスチック製のへらでこするのがいちばんいい方法だと思います。これでほとんどの場合は大丈夫だと思うんですが、一度、もう鍋を捨てたほうがいいんじゃないかと思うくらい焦げ付かせたことがありました。
このときは上記のようにへらでできるだけ取った後、ここに洗濯用の洗剤を入れ、水を入れて10分沸騰させました。そのあと自然に冷まし、またプラスチックのへらでごしごし。やっぱりだめかなあと思いましたが、丁寧にこすると今度は全部焦げが取れました。しばらくお鍋が洗濯物のにおいがしたのが玉に瑕でしたが、まあ文句言えた義理じゃありません。
プラスチックのへらでは対処できないようなハードコアの焦げ付きは、鍋の材質によって大丈夫なら金属たわしでこすります。私は今回はかなりしっかり焦げ付いたので、ナイフでごしごしやって落しました。何とか無事でした。
こんなにお鍋が焦げ付いたのに、ピラフのほうは不思議なほどおいしくできたました。
他にもキッチン・デザスターの対処の 仕方、思いつくたびに書いていこうと思います。
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今日もピラフのような料理をしているときに、目を離した隙に鍋が沸騰したのに気づかず、焦げちゃいました。こういった場合の対処法を書いてみます。
一番大切なのは混ぜないこと。混ぜないから焦げ付くわけなので、本能としては混ぜたくなるんですが、こげた匂いがする頃にはもう遅し。混ぜるとますます手がつけられなくなります。まず火を止めコンロからおろし、濡れたふきんなどの上にのせます。底を冷やしてこれ以上こげるのを防止するためです。
そして別のお鍋に中身をそっと移しかえます。底の焦げ付いた部分が入らないように気をつけて。これで料理のほうはまず大丈夫。家族の夕飯くらいだったら、一人くらい気づく人がいるかもしれませんが、まず問題なく食べれると思います。
お鍋のほうですが、そのまま冷まして、温度が下がったら水を入れてしばらく放置しておきます。一晩置いておくのがいいでしょう。そして翌日プラスチック製のへらでこするのがいちばんいい方法だと思います。これでほとんどの場合は大丈夫だと思うんですが、一度、もう鍋を捨てたほうがいいんじゃないかと思うくらい焦げ付かせたことがありました。
このときは上記のようにへらでできるだけ取った後、ここに洗濯用の洗剤を入れ、水を入れて10分沸騰させました。そのあと自然に冷まし、またプラスチックのへらでごしごし。やっぱりだめかなあと思いましたが、丁寧にこすると今度は全部焦げが取れました。しばらくお鍋が洗濯物のにおいがしたのが玉に瑕でしたが、まあ文句言えた義理じゃありません。
プラスチックのへらでは対処できないようなハードコアの焦げ付きは、鍋の材質によって大丈夫なら金属たわしでこすります。私は今回はかなりしっかり焦げ付いたので、ナイフでごしごしやって落しました。何とか無事でした。
こんなにお鍋が焦げ付いたのに、ピラフのほうは不思議なほどおいしくできたました。
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台所緊急事態対処法
2012年1月6日金曜日
アップルパイ
今日はすごく簡単にアップルパイを紹介します。イギリスではこれはアップルクランブルに次いで簡単でよく作られるデザートです。ここではアップルパイを紹介していますが、りんごと一緒に2握りくらいのブラックベリーを入れる「アップル・アンド・ブラックベリー・パイ」も定番。りんごのほかには、スモモや熟していない洋梨を使うと、違うバリエーションが楽しめます。
材料
パイ生地 160グラム
(市販のもので可ですが、家でも簡単に作れます。材料は小麦粉110グラム、ラードもしくはバターもしくはマーガリン50グラム、塩少々、水適量。作り方はこちらのリンクをクリックしてください。)
りんご 大 3つくらい
砂糖大匙3杯くらい(好みで加減)
シナモン一つまみ
パイを焼く入れ物ですが、イギリスでは伝統的には深さのあまりない薄い ディッシュを使います。私は今回はパイレックスの耐熱容器のふた(直径20センチくらい)で作りました。
りんごは皮をむいて芯を取り、8つに切ります。
パイ生地を冷蔵庫から出し、5:3くらいに分けます。大きいほうが底になります。これを小麦粉を引いたまな板で延べ棒で丸く伸ばし、ディッシュの底に敷きます。端が上からはみ出るくらいにしてください。残りの生地を同じように伸ばし、やや大きめの蓋の形にし、こちらは置いておきます。
りんごをこの中に入れ、上から砂糖とシナモンをかけます。砂糖の量は好み、りんごの甘さ、そして食べるときに上に何かをかけるかにより加減します。我が家はカスタードをかけるので、甘みは控えめ。
その上に蓋の生地をのせ、端を合わせ、余った生地を直径より1センチくらい大きく切り落とします。この1センチを内側に折り曲げて2重にし、それを親指で押さえつけてふちに写真のような波型を作ります。
オーブンに入れる直前 |
パイの真ん中に2-3個 ナイフで空気穴を開けます。その周りをこのデコレーションで飾って隠します。
180度のオーブンに30分ほど入れて出来上がりですが、こげ過ぎないように20分を過ぎたあたりからでき加減をチェックしてください。
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2012年1月2日月曜日
ポテトと長ネギのスープ
最近このブログジャムやらデザートやらが多いので、今日はスープです。これはとっても簡単でおいしくて、しかも安い。超お勧めです。
材料 (4人分)
バターかマーガリン 大匙2
長ネギ 2本くらい(500グラム)
ジャガイモ 2-3個 500グラム
水 1リットル
固形スープ2個
牛乳 250 CC
塩コショウ
にんにく 1片
長ネギを切り、鍋にバターを溶かしてみじん切りにしたにんにくと一緒にそこに加え、10分ほど弱火でじっくりと炒めます。(ちなみにイギリスでは長ネギの緑の部分はあまり食べません。色の薄い部分を中心に食べますが、この辺はお好みで。)
その間にジャガイモをさいころくらいの大きさに切ります。
長ネギが炒めあがったら、そこに牛乳以外の材料をすべてくわえて煮込みます。ジャガイモの形を残したければ15分、そうでなければ20分ほど煮ます。
ジャガイモをつぶしたい人は、ここでポテトマッシャーでつぶします。
牛乳を加え、火を通して沸騰する前に火を止め、味見をして出来上がり。
冷凍することもできるそうですが、その場合は牛乳を入れる前に冷凍して、解凍して食べるときに牛乳を入れて温めなおすようにとのことです。
本当にこれおいしいんですよ、今思い出しました。是非作ってみてください。
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材料 (4人分)
バターかマーガリン 大匙2
長ネギ 2本くらい(500グラム)
ジャガイモ 2-3個 500グラム
水 1リットル
固形スープ2個
牛乳 250 CC
塩コショウ
にんにく 1片
長ネギを切り、鍋にバターを溶かしてみじん切りにしたにんにくと一緒にそこに加え、10分ほど弱火でじっくりと炒めます。(ちなみにイギリスでは長ネギの緑の部分はあまり食べません。色の薄い部分を中心に食べますが、この辺はお好みで。)
その間にジャガイモをさいころくらいの大きさに切ります。
長ネギが炒めあがったら、そこに牛乳以外の材料をすべてくわえて煮込みます。ジャガイモの形を残したければ15分、そうでなければ20分ほど煮ます。
ジャガイモをつぶしたい人は、ここでポテトマッシャーでつぶします。
牛乳を加え、火を通して沸騰する前に火を止め、味見をして出来上がり。
冷凍することもできるそうですが、その場合は牛乳を入れる前に冷凍して、解凍して食べるときに牛乳を入れて温めなおすようにとのことです。
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