2011年2月28日月曜日

レンティル・ベイク


レンティルを使ったベジタリアンラザニアを先日紹介しました。あの時は緑のレンティルでしたが、今回は赤レンティルを使ったベジタリアン料理です。

これはネットで見つけたレシピーで2回作ったんですが、材料リストに分量が載っていなかったので、加減して作ってみてください。カレー味が利いていてなかなかおいしいですよ。

材料は
赤レンティル  1カップ
ジャガイモ 中4個
にんじん(2本くらい)
トマト(2個くらい)
セロリ(2本くらい)
たまねぎ半分
パン粉(適当に。大匙2杯くらいかな)
オリーブオイル
カレーパウダー(好みで加減。私は大匙1杯くらい)
塩コショウ
しろ胡麻
パプリカ

ポテトを剥いて適当に切り、ゆでます。

別の鍋に洗ったレンティルを入れ、2カップの熱湯を入れ、カレー粉と塩をいれ15分くらい煮ます。「カレー粉を入れ忘れないこと」とレシピにはわざわざ書いてありました。簡単につぶれるくらいやわらかくなり、水分がなくなったら出来上がり。

ポテトを水を切って大きいボウルに入れ、ここにレンティルも入れます。 私は水切りが悪かったのでちょっとやわらかくなりすぎたので、きちんと水を切ること。レンティルも水分が残ってたら切ってください。

残りの野菜は細かく切る。トマトは缶でも良いですが、水分は切ること。これとパン粉 とオリーブオイル一緒に上記のボウルにいれ、フォークなどで潰しながら混ぜます。「ハンドブレンダーなんて使うことすら考えないように」と、ここでまた注意書きが。

ちょっと水分が多すぎましたが、混ぜ終わるとこんな感じ
これがよく混ざったらオーブン用の大き目のディッシュに厚さ3-5センチになるように敷き詰めます。この上にしろ胡麻とパプリカを多めにかけ、 アルミフォイルで覆って200度のオーブンに45分入れます。最後の10分はフォイルをはずします。
オーブンに入れる直前

出来上がったら、完全菜食主義の人はそのまま、そうでないベジタリアンの人はチーズをかけて召し上がれ。

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2011年2月25日金曜日

ムサカ



ギリシャ料理のムサカを紹介します。ギリシャ料理、イギリスではそんなによく知られているわけではありませんが、ロンドンにはいろいろギリシャ料理レストランがあります。このムサカというのはそのうちでは一番知られている料理の一つ。ラザニアのような感じですが、パスタの代わりにナスを使います。

材料は(4-6人分)
なす(イギリスのなすは巨大なので2つで作りますが、日本のなすなら5つくらいかな)
牛肉ミンチ500グラム
たまねぎ1
にんにく数片
トマト缶450グラムx2
ホワイトソース(牛乳、小麦粉、バター)
チーズ50-100グラム
卵2個
シナモン小さじ1
塩コショウ
オリーブオイル

ナスは5ミリくらいの厚さに切ります。表面面積が大きいほうが作りやすいので、斜めもしくはタテに切りましょう。

バターを鍋に入れ溶かし、小麦粉を混ぜ、ミルクを徐々にいれホワイトソースを作ります。出来上がりが500グラムになるくらい。塩コショウで薄味をつけます。私は出来合いのラザニア用ホワイトソースを使いましたので悪しからず。できたら冷まします。

フライパンにたまねぎとにんにくを炒め、 ひき肉をいれます。火が通ったらトマト缶をいれてつぶし、水分が少し減るまで煮ます。塩コショウとシナモンを入れます。シナモンはりんごを使ったデザートに欠かせないスパイスで、肉料理に使うことはめったに無いんですが、ムサカにこれを入れると、独特のムサカらしい味になります。

卵を器に割り泡だてます。これをホワイトソースの中にいれ、また泡だて器で混ぜます。ソースが熱いとここで固まるので、必ず冷めたソースに入れること。

大きなオーブン用のディッシュにまず肉を薄く敷き、その上にナスを並べます。これを数段重ねて層にします。最後はナスで終わること。ここに卵入りホワイトソースをかけます。私はソースは最後にうえにかけますが、ラザニアみたいにナスの上にかけて層にしても良いでしょう。とにかく最後はホワイトソースで終わります。その上にチーズを刻むか荒いおろし金でおろしてかけます。

これを200度のオーブンで1時間。45分くらいで一度出来具合をチェックしましょう。ナスは結構火が通るのに時間がかかります。

ラザニアと違って炭水化物が入ってないので、ライスやバゲット、茹でジャガイモなどを付け合せに召し上がれ。

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2011年2月18日金曜日

いわしのレモン焼き


今日は先日テレビで見たジェイミー・オリバーという有名な若手シェフの料理番組からのレシピです。ジェイミー・オリバーはたぶん10年位前から人気が出てきました。その頃は若い男の子がなかなかてきぱきに結構セクシーに料理するのがセンセーショナルで、一気に人気が出ました。今では子供もいて、まあそんなに若くはないんだけど、やっぱり料理はかなり大雑把な豪快な作り方で、なかなかかっこいいです。

これは最近始まった30分で作る食事のシリーズからです。30分で1品ではなく、人を呼んでおもてなしができるくらい3-4品作ります。そのうちのひとつですから所要時間も少ないし、安いし、何よりもおいしいですよ。

 材料は(4人分)
いわし8匹
レモン1個
にんにく4片
赤唐辛子1
オリーブオイル少々
パセリ
塩コショウ

いわしはテレビでは頭と内臓を取り、うろこを取るとのことでした。うちは子供がいるので、背骨を取って開きましたが、魚慣れしてる日本人なら、背骨つきのままで大丈夫でしょう。いわしの捌き方はYouTubeにいろいろでてますので研究してください。

これを写真のようなオーブンに入れれるディッシュに入れます。オリーブオイルをその上に撒き、塩コショウ。その上ににんにくを潰してのせます。

そしてレモンの皮ををおろし金でおろして入れます。そのあとそのレモンを半分に切り、ぎゅっと絞ってレモン汁をかけ、終わったらそれを2つか4つに切って上に置きます。赤唐辛子は新鮮なものがあれば良いんですが、なければ乾燥の物を、小さく刻んでのせます。

新鮮なパセリを多めに切ってかけます。私はパセリがなかったのでねぎを・・・と思ったらねぎもなかったので、長ネギにしました。十分いけました。

これを200度のオーブンに12分くらい入れます。それだけ。

オーブンがなければオーブントースターでも大丈夫だと思います。もしくは、お鍋や深いフライパンなどで中火にかけても良いんじゃないかなあ。

さて出来の方は、味はいわしの臭みが抜けてとってもおいしいです。 でも今回は魚が大きかったからか、捌き方が悪かったからか、小骨が多すぎると苦情が出ました。イギリス人ははっきり言って魚の食べ方を知らないので、骨に辟易してデイブは半分くらい残してました。子供達は苦労しながらも、全部がんばって食べてくれました。蟹を食べるときのように無言で。おいしかったようです。

私はお箸でささっと簡単に食べれましたけどね。だからお魚を食べれる日本人の方なら大丈夫でしょう。 イギリスのレシピなんですけどね。

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2011年2月17日木曜日

マーブルカップケーキ



来週はハーフタームで子供達の学校はおやすみです。それで明日はそのハーフターム前の最後の日なので、学校が終わった時間にPTAが父兄の持ち寄ったケーキを売ります。その収益がPTAの売り上げになり、学校行事等に使われることになります。

私は面倒くさがりなので、大体スーパーで子供の喜びそうなケーキっぽいものを買ってお茶を濁していたのですが、今回はこのブログに書くためもあり、作ってみました。これ作るの楽しいんですよ。

このレシピはもともとはバースデーケーキ用のレシピで、丸い大きなケーキ用ですが、カップケーキにしてみたらなかなか可愛くできました。バースデーケーキの場合は上にチョコレートなどをかけると良いでしょうね。

材料
小麦粉 220グラム
ベーキングパウダー 小さじ1
マーガリンまたはバター 170グラム
ミルク 30ml
砂糖 170グラム
卵 3
バニラエッセンス少々
赤い食紅少々(食紅って赤に決まってるか・・・・・)
ココアパウダー30ml

オーブンはカップケーキは190度にセットします。丸いケーキは170度。

小麦粉をふるって、一番上からバニラエッセンスまでの材料を混ぜます。

これを 3等分にわけ3つのボウルに入れます。そのうちのひとつにココアパウダー、もうひとつに食紅をよく混ぜます。

カップケーキ用のべキングトレーにカップケーキ用の紙をしきます。そこにこの3種類の生地を大匙1杯分ずつくらい入れます。上下に層になるのではなく、できれば上から見て3等分になるような感じで入れます。 これはカップケーキの場合はちょっと難しい。大きなケーキなら簡単です。

(大きなケーキなら必ず器に油を横と底にしいて、できれば底の大きさに合わせて切ったベーキングシートをしきましょう。)

さてここからが腕の見せ所。箸などの先のとがったもので、このケーキの表面にぐるぐる渦巻きを書きます。そうするとこの3色の生地がうまい具合にマーブル状に混ざります。

これをオーブンに入れます。カップケーキの場合は15分。丸いケーキは一旦35分で出来具合をチェックしましょう。箸をさして、生地がくっつかなければOKです。

さてさて当日は他のお母さん達の作ったおいしそうなケーキに比べて、あまり見劣りしないと良いんですが。小学校の子供達買ってくれるかなあ。

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2011年2月14日月曜日

ベジタリアン・チリ




これはチリ・コン・コーネという料理のベジタリアン版です。コンというのはスペイン語でWith, コーネというのは肉という意味だそうで、直訳すると「肉入りチリ」。なのでベジタリアン・チリ・コン・コーネと呼ぶわけには行きません。

これはオーブンなしで作りますよ。とっても簡単なんです。

材料(大食漢の4人前)は必ずいるものが
たまねぎ 1
にんにく好みで 1-2片
Kidney Beans(1缶)
チリパウダー(もしくは唐辛子1-2本)
 パプリカ(パウダー)大匙1
塩コショウ
トマト缶 2缶

お肉を入れたい人は牛肉ミンチ500グラム。ベジタリアンの人はにんじん、セロリ、ピーマンなど適当に入れましょう。

パプリカなんですが、日本ではスーパーでこちらでいうRed Pepperをパプリカとして売ってましたが(大きなピーマンのような野菜)、ここではパプリカというスパイスです。やったこと無いけど、入手できなければたぶんなしでもできるはずです。

Kidney Beansは1.5センチから2センチくらいの大きな豆で、茹でて缶詰になったものを使います。日本語名はインゲン豆という説とソラマメという説がありますが、下の写真にあるようなもの。入手できなければ、似たような煮豆(味のついてないもの)で大丈夫かと思います。

大きなフライパンか鍋に油を敷き(オリーブオイルがあればさらによし)、刻んだ野菜、たまねぎ、にんにくを入れて、中火でしんなりと炒めます。そこに豆とトマト缶、チリ、パプリカを入れます。チリは好みによりますが、うちは子供がいるので小さじ1。私だけならこの倍は入れますが。塩コショウ。

ふたをして煮ます。

味見。今日はちょっとトマトの酸っぱさが気になったので、小さじ1くらい砂糖を入れるとちょうどよくなりました。

15分から20分くらい煮ると完成です。

我が家は今日はジャケットポテトにのせて食べますが、カレーのような感じでご飯の上にのせても良いし、パスタにのせてもおいしいですよ。今日はちょっと水っぽくなったかな。もう少し煮詰めたほうがよかったかも。

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2011年2月13日日曜日

赤キャベツのおかず




今日のお昼ご飯はローストディナーでした。ディナーというのは正餐という日本語ですが、要するにその日の一番豪華なご飯のことです。ローストディナーというのはイギリスの家では週に一度のご馳走で、日曜に食べます。日曜は昼(午後2時過ぎ)に食べて、夜は簡単にというご家庭が多いみたいです。うちは昔は日曜の夜にローストディナーを作っていましたが、ここ数年は子供の水泳のトレーニングなどの関係で日曜の昼に食べたり、土曜の夜食べたりしています。

今日はローストポークでした。

この付け合せの赤キャベツのおかずをご紹介します。甘酸っぱい味の付けあわせで、なかなかおいしい上に、この季節こちらでは赤キャベツはとっても安いので、経済的なおかずでもあります。作りすぎたら冷めてもおいしいですよ。電子レンジで作れます。

材料は(目安ですので加減してください)
赤キャベツ、中くらいを半分
たまねぎ中1
りんご1
酢大匙1(私はワインビネガーを使いますが、日本の酢なら砂糖が少なめでも良いかも)
砂糖大匙1
にんにく1片
スパイス(ナツメグ、シナモン、クローブ、ジンジャーなど適当に。合計小さじ1くらい)
塩コショウ少々

野菜とりんごを細かく切ります。こんな感じ。レーズンもあれば一握りくらい入れるとおいしいです。

これをパイレックスなどの電子レンジに入れれる容器に入れて、残りの材料を入れます。ふたをして電子レンジへ。うちは700Wの電子レンジなので、おうちのレンジによって時間を加減してください。

時間はまず10分かけます。ここで一度取り出して、混ぜて味を見ます。熱いので気をつけて。

味がよければあと5分かけます。電子レンジでの調理のコツは、時間を短めにかけてちょこちょこチェックすることだそうです。足りなければいくらでも戻せますから、初めからかけすぎないように。

出来上がりはこんな感じ。りんごとたまねぎがキャベツと同じ色になったら出来上がりです。


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2011年2月10日木曜日

ベジタリアンラザニア

これは実は一人分の半分。たくさん盛ると見栄えが悪いので・・
昨日の晩ご飯はベジタリアンラザニア。お肉の変わりにレンティルを入れます。レンティルは日本ではなじみのない食材だとは思うんだけど、こちらではどこのスーパーでもまず売っています。イギリス料理というよりは、インド料理などによく使われる食材だと思うんだけど、ベジタリアンの人たちがよく食べてます。

うちはベジタリアンじゃないんだけど、赤身肉をしょっちゅう食べるのは体に悪いといわれているので、週に2回くらいはベジタリアンの日にしています。私以外の家族は肉入りのほうが 良いみたいですが。

実は今回はちょっと失敗しちゃいました。味はおいしかったんだけど、表面が乾燥して一番上のパスタが固かった。その辺も踏まえて書きます。

材料は必ずいるものは(我が家はこれで4人前ですが、たぶん普通の人間なら6人分くらいあります)
ラザニアシート300-400グラム
ホワイトソース出来上がり分量500グラムくらい
チーズ
たまねぎx1
にんじんx2
にんにくx2
トマト缶(大)x2
ハーブ(パセリ、バジル、オレガノなど。乾燥で十分)
レンティル乾燥重量200グラムくらい、もしくは牛肉ミンチ500グラム
このほかに特にベジタリアンの場合はあり合わせの野菜を入れます。セロリ、マッシュルーム、ピーマン、長ネギ、なすなどが相性が良いでしょう。

まず初めにオーブンのスイッチを入れます。200度。

ホワイトソースは昨日は出来合いのラザニア用ホワイトソースを使いましたが、自分で作るときはバターと小麦粉とミルクで作ります。そこにチーズ150グラムくらいを刻んで入れて溶かします。味を見て塩コショウ。

レンティルを茹でてざるに取ります。湯で時間は沸騰して2-3分くらい。

野菜を刻みます。フライパンか鍋にオリーブオイルを敷いてそこににんにくを入れ、焦げないうちにすぐに他の野菜も入れてしんなりさせ、茹でたレンティルを入れます。(肉の場合はにんにくと一緒に入れる)そこにトマト缶を 入れます。火が通ってきたら味を見ます。

味付けは基本的には塩コショウとハーブで良いんですが、昨日はしょうゆ大匙1くらいとサンドライド・トマトのピューレーを大匙1くらい入れるととってもいい味でした。サンドライドトマトのピューレーなんてないわという人がほとんどでしょうから、ケチャップでも良いでしょう。後はお酒や赤ワインなどお好みで。

ラザニアを建設します。4段くらいの層になることを目指して、大きなオーブン用のディっシュにまずトマト野菜ソースの層を敷き、その上に乾燥したままのラザニアシートを並べます。その上がホワイトソース。これを繰り返し、最後はホワイトソースで終わること。その上に刻むか荒くおろしたチーズを50グラムくらいかけます。その状態の写真はこちらです。

ラザニアシートは本格的には一度茹でると良いんだけど、これは鍋の中でくっついたり破れたりでなかなか面倒。乾燥のままで使って大丈夫ですが、その場合はホワイトソースもトマト野菜ソースもどちらも水分を多めに作りましょう。

で、ここがポイントというか、昨日これを忘れて失敗したのですが、オーブンに入れる前にアルミフォイルをかけます。こうすることで水分が逃げず、パスタが柔らかくなりやすいんですね。

オーブンに入れます。時間は最低40分くらい。仕上がる10分くらい前にアルミフォイルをはずしましょう。表面がおいしそうな色になります。パスタが柔らかくなってるかちょっとすみのほうをナイフで刺してチェックしてください。

オーブンから出して、ちょっと冷ましてから食べましょう。 うちはこの上に粉チーズとタバスコをかけて食べます。



Bon appetit !

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2011年2月8日火曜日

ジャケットポテト




今日は月曜の定番の晩御飯。ごくごく普通のイギリスのご飯なので載せるのどうしようかなって迷ったんだけど、載せます。

ジャケットポテトというのは言葉の通り皮付きのジャガイモをオーブンで焼いたものです。これがイギリス人は結構好きで、Spud U Likeというジャケットポテト専門のファーストフードのお店もあるくらいです。

焼けたポテトは真ん中をナイフで切っておなかを開けて、そこにまずバターを落としたあと好きな具をのせます。うちの場合は昨夜はベークド・ビーンズとクリームチーズと、目の粗いおろし金でおろしたチーズでしたが、ツナとかコールスローだとかチリコンコーネだとかいろいろバリエーションはあります。カレーでもおいしいでしょう。

作り方ですが、まず拳骨くらいの大きなジャガイモを用意します。これをきれいに洗います。日本ではあまり聞かないけれど、皮が緑になると毒なので、もしも少しでも緑かかってきたらそこは切ること。これをフォークやナイフでいくつか穴を開けます。

これを170度のオーブンに1時間半入れて出来上がり。220度だと1時間くらいでできます。うちの場合は月曜は子供達の水泳なので、お芋をオーブンにに入れて家を出て、私が帰ってくることにはおいしい匂いが漂い始めてます。デイブが子供をつれて帰ってくる頃に完成。

そんな時間全然ないわという人やオーブンの無い人は電子レンジでできます。日本ではラップに包む人がいますが、そうすると皮がぱりっとしない。水洗いしてまだ濡れたままのジャガイモをキッチンペーパーで軽く包んで電子レンジに入れるとちょうどよくできます。時間は小さめのジャガイモで1個8分くらい。

これはどうしてだかよく分からないんだけど、オーブンの場合は1個でも4個でも調理時間は同じですが、電子レンジだと4個なら4倍時間がかかります。どうしてなんでしょう? きっとオーブンの場合は表面面積に関係あると思うんだけど。

それはともかく、電子レンジでもちゃんとできるんですが、皮のぱりぱり感はやっぱりオーブンのほうが良いので、私は時間のないときは電子レンジで大体熱を通して、オーブンで仕上げます。

写真はこちらはベークドビーンズ。イギリスではよく食べられます。大豆のような豆を甘めのトマトソースで煮たもので、私はそんなに好きじゃないんだけど、こちらのチリ入りのほうはおいしいです。

チーズをおろすおろし金はこういうものです。出来上がりは冷凍ピザの上にのってる様なチーズ。でも袋に入ってすでにおろしたものも売っています。クリームチーズはこのフィラデルフィア社のものがイギリスでは一番有名です。

つまんない料理ですみません。まあイギリスの普段の食生活ってこんなものですよお。


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2011年2月7日月曜日

パイ生地


昨日のパンプキンパイの作り方でお約束したパイ生地の作り方です。

まずパイ生地には2種類あって、ショートペーストリーとパフペーストリーがあります。普通のパイはショートペーストリーを使います。パフのほうは層になったもので、感じで言えばクロワッサンのような感じです。こちらも家で作れますが、結構面倒くさいのと、とにかくすごい量のバターを使うので、ダイエットには超不向きです。

とにかくここでご紹介するのはショートペーストリーのほう。これは砂糖を入れない甘くないパイ生地なので、パンプキンパイやアップルパイにでも、中がお肉のミートパイにでも使えます。でもデザートに使うのならお好みで砂糖を入れても良いかもしれません。

材料は
小麦粉110グラム
バター(もしくはマーガリン、もしくはバターとラードが半分半分)50グラム
塩少々
冷水
これで160グラムの生地ができます。昨日のパンプキンパイならこの倍を作れば良いでしょう。

ペーストリー作りにはちょっとコツがあるそうです。一番は温度を低めに保つこと。なので暑いキッチンはよくないかも。それから丁寧に作るよりも手早く作ること。私はペーストリー作りは失敗したことないんですが、大雑把な性格が向いてるのかもしれません。

まず小麦粉を塩をふるいます。一度で良いんですが、なるべくふるいを高く持って、空気がたくさん入るようにします。そこにバター(など)をナイフで小さめに切ってこの中に入れます。

そして長袖をひじまでまくりあげて、手をこの中に入れてバターと小麦粉をもみこみます。混ぜるのではなく、バターの固まりを指に挟んで小麦粉と一緒に揉むんです。仕上がりは外見だけでいえばぱさぱさした濡れたパン粉みたいなかんじかな。

さてここに冷水を入れます。ここがちょっと難しい。量としてはこの材料なら大匙2杯くらいですが、初めは少なめに入れてください。そしてささっと手でこねてまとめます。パン生地みたいな感じにまとまったら出来上がり。ここであまり時間をかけずに手早くすること、そして水を入れすぎないことがポイント。

時間があればラップをかけて冷蔵庫で冷やしますが、時間がなければそのまま使っても大丈夫でしょう。

写真は数年前に子供達がパイ生地でミンスパイを作ったときのものです。

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2011年2月6日日曜日

パンプキンパイ

レシピのブログをはじめました。あくまでも「イギリスではこういう料理を食べるんですよ。もしもご興味があれば作り方はこうですよ。」という感じの気楽なブログにしていきたいと思います。

その日に作った食べ物で紹介したいなあというものがあれば、載せていくつもりです。作り方だけでなく、その食べ物にまつわる逸話なんかも書きます。イギリスの食べ物なので、日本では材料がそろわないものや、どうしてもオーブンがないと作れないものもあると思うんですが、読んで楽しんでいただければば幸いです。



今日はお昼ご飯のデザートに食べたパンプキンパイ。かなり大き目のディッシュに作ったのですが、あっという間になくなりました。実はデイブの大好物なんですよ、これ。

これを初めて作ったのは5年位前。きっかけはハロウィーンのかぼちゃでランタンを作るときに大量にでてくるかぼちゃの中身を使って何かを作りたかったからです。

なので材料はまずかぼちゃ。これは私はハロウィーンのときに500グラムずつ袋に入れて冷凍しておきます。冷凍する前にブレンダーにかけておくと場所をそれほどとりません。

それから市販のパイ皮の生地250グラム。こちらでは冷凍で買えますが、自分でも作れます。作り方は明日書きますね。この生地を解凍して薄く(5ミリくらい)に伸ばして、大きめのディッシュに広げます。

あとの材料は以下の通り
卵2個
コンデンスミルク300グラムくらいの缶x1
シナモン小さじ1
ナツメグ、クローブ、ジンジャーなどの入ったミックススパイス小さじ1(なければ適当に)
塩小さじ半分

まずパンプキンをボウルに入れ、ブレンダーをかけてなければかけます。そこに卵黄、コンデンスミルク、スパイスと塩を入れます。

卵白は別のボウルで泡立てます。

泡だった卵白をパンプキンのミックスに入れてそっとかき混ぜます。

これをパイ生地をしいたディッシュに入れ、オーブンで180度で焼きます。焼き時間は30ー40分くらいなんだけど、固まるまで焼きます。

所要時間はオーブンに入れるまでは15分くらいかな。

スパイスはもしもそろわなければ適当で良いけど、シナモンだけはないと味が決まらないですね。

うちは熱々で食べて、すぐに全部なくなりますが、冷めてから食べてもおいしいですよ。



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